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桜の花見への想い

私にとっての花見は昨日で終わったが、
おそらくは今日もあちこちで花見の会が催されている
ものと思われる。

昨日、私が経験したものは過去にはなかったタイプの
ものであり、これはこれでよい想い出になった。

一言で言えば最も静かで、参加者の年齢も最も高く
最年少は息子、そして妻、私の順に若かった。

集落内の特に親しいご近所に声をかけてのもので
約10名の、私が理想的と感じる内容となった。

Cimg1923 Cimg1924 Cimg1920 Cimg1922

大勢でのドンチャン騒ぎも嫌いではないが、
どちらかというと、多すぎな人数で、というのがより
好きになっている。

ましてや桜の花見であり、そこには日本人特有の精神性
も意識しているだけに尚のことだった。

さて、私が過去に経験してきた花見については、
決して多くはないと感じている。

記憶を紐解こうとしても、完全に全てを思い出せる
訳ではないが・・・。

今回の花見の前の花見は、実に八年近く前に遡る。
これが最も印象深いものといえる。
まだ、臨床勤務時代であり、よくある職場でのイベント
としての花見だった。

飲み会大好き、花見も勿論、歓送迎会に限らず、
何かと理由をつけてでも飲み会好きな私が、ギリギリまで
その参加を「葛藤」したものだった。

その理由は実に花見の場所にあった。

当時、私は幾つかの非常勤契約の下、仕事を請け負っていた
が、その勤務施設の一つが、旧陸軍特攻基地で有名な知覧
の比較的近くにあった。
そして近隣の人達にとっては花見といえば、その記念公園、
というのが当然の習慣であり、そのような成り行きにて、
私にもお誘いの声がかかった。

それ以前に二度ほど記念館を訪れてはいたが、満開の桜の季節
に、しかも花見の宴に、などという考えは到底あり得なかった。

そして何の因果か訪れた、そのような場における花見の機会。

目的が「慰霊」であればまだしも、現代に生き、あきらかに先人
方々の尊い犠牲や御苦労を知らずに、この平和な世を謳歌している
者達が、ドンチャン騒ぎをできる場、とは考えられなかった。

かの地から出撃しこの国の為、護るべき人達の為に散っていった
方々の墓前のような場にて、果たしてドンチャンが相応しいのか?

本来、大いに議論されるべきところだと思うが・・・。

結果的に私は、契約先に対して、本心内での葛藤を伝えて断る
ことはせず、流れに任せて、いわば自分をごまかして参加することになった。

具体的な場所としては、その数年後に群馬にて
当時のPTS教え子達数名と共に観た「俺は、君のためにこそ死ににいく」

のラストシーンに出てきたことで、言葉にならなかった。
http://www.youtube.com/watch?v=ZLJbZinaLEA
(まさに満開の桜の下、是非、上記シーンを観て頂きたい)

散って逝かれた方々が、現代に生きる我々がそのような宴を楽しんでいる
ことを、それも決して自分達のことを偲んで、感謝の念を抱きつつ、ではなく
全く別次元の話題で盛り上がる姿を見ておられたとしたら・・・。

集団の流れ、仕事関連の流れ上のこととはいえ、
本当は、まことに申し訳ないことをしていたことを忘れることができない。

せめてもの救いは、その時期が例年よりはまだ気温が低かったことだった。

実に一、二分咲きの桜の下で、というある意味、驚くほど少なすぎる花の
下で、しかも夜であり、息も白くこおっていただけに、いわゆる盛り上がり
に欠けた。

このことだけが私の心中が唯一救われる想いだった。

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コメント

非公開コメント

鷲谷先生こんにちは。
四季を楽しむ風習は日本人ならではのようですね。
桜についてですが、私には理学療法士を目指すきっかけとなった出来の1つがあります。それは、学生になる1年前、職場の人事があり特養から介護付きのケアハウスに移動となりました。
そこでケアハウスで初めて看取りを行うことになったのです。その時は、スタッフの介護力不足や不安があり沢山の反対がありましたが、御家族が住み慣れたケアハウスで最期を迎えさせたいと思ってくれた事やとても良い主治医だったので看取らせていただくことができました。
介護職に何ができるのか?スタッフと沢山話をしました。
そして、●さんが何を望んでいるのか?聞いてみる事にしたのです。
●さんは「春にみんなで行った桜が見たいねぇー」とおっしゃりました。ですが、12月でしたので桜を見せてあげる事は不可能でした。スタッフそれぞれがその時の写真を壁に飾ってあげたり工夫をしました。そんなある日、スタッフが本物の桜を持ってきてくれたのです。さっそく●さんに見せに行きました。「わー桜だー」と言って笑った笑顔が忘れられません。
そのスタッフは桜を見せたい気持ちで一生懸命探し、そして近所の家で見つけたそうです。顔も知らない人の家に伺い事情を説明した所、枝を折ってくれたそうです。その桜は不思議な桜で年に3回花を咲かせるとの事。
その件以来、食事が取れなかった●さんは少しずつ回復し一時は食事をとって車いすで散歩出来るまでになりました。
看取りの後、息子さんがその桜を地植えにしたと聞きました。
私は、その看取りを通して終末期のケアに対する思いや、もっと●さんに対して出来る事があったはずという気持ちが強くなりました。特養では看取り加算というものがあり看取りを行う施設では加算がもらえるのです。加算がもらえるほどの看取りを実際に行えている施設はどれくらいあるのだろうか?と考えます。
私は生も大切であると思いますが、死のほうがより人にとって大切だと考えています。どのように死んでいくのか、そして人に関わる職業を選んだからには「どのように最期をむかえさせてあげられるのか」を常に考えていきたいと思っています。
そして、あの看取りで桜を探してくれたスタッフ(●さん曰く「花屋」)にあらためて感謝しています。あの桜があったからこそ、その時に出来る一番の看取りが出来た事(自己満足かもしれませんが)
そして●さんの桜、立派に成長している事を祈ります。

羨ましいですね

桜の木の下でのお花見。。。
しかも風情がある風景としの、手料理を連想させるお鍋類の存在が羨ましいです。
天気も晴れていて最高でしたね。

こちらは昨日の半休で桜撮影予定が、雪のため延期となりました。
今週末熊谷の桜堤や長瀞の桜を撮影に行きたいと思っています。

しかし微笑ましい団欒ですね。

Re: 羨ましいですね

これはこれは、新居に移転後第一号コメントを頂き
ありがとうございました。

思ってもいないところからのゲリラ的アクション!

情報フットワークの良さは健在ですね。

そちらは雪であったとは驚きました。
今年はいつもとは天候が違うようですね。

しかしながら、そちらでは長瀞など夜桜見物も
できるのではないかと思いつつ羨ましく思います。

こちらの花見は確かに、ご近所のお年寄り=田舎料理の
ベテラン方々の素朴な料理が並び、穏やかな時間が
流れました。

当たり前ではなく、平和であることの有り難さも
感じ入ったところでした。

まさしく、団欒ですね。
これは今や核家族である私の家庭だけではなしえない
ことでした。

こういった形で、直接の血縁はなくとも、ご縁のあった
者同士が集う場を益々広げていきたいとも考えています。


プロフィール

亮然

Author:亮然
ここに集う各自が、Realセラピストとして、現場でクライアントの為に貢献すること、ひいてはよりよい生き方の実現に向けて、共に智恵を分かち合う場を主宰しています。

『Real PT』定義
クライアント、職場、社会から認められる プロフェショナル理学療法士。 その進化発展過程は相互礼拝、相互扶助、自利利他円満 の精神に基づく。
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