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桜の花について想う 介護現場のドラマ

他意はありませんが、昨日の私の桜花談はどこかへ
吹き飛ぶかのようなドラマ報告を昨夜、受けました。

以下、PTS笠原さんからのメールを転記します。

生と死についての問題に関しては私も笠原さんとほぼ同じ考えです。

さて、ここはせっかくの彼女からの投稿を濁すことのないよう
私からのコメントは控えさせてもらいます。

鷲谷先生こんにちは。
四季を楽しむ風習は日本人ならではのようですね。

桜についてですが、私には理学療法士を目指すきっかけとなった
出来事の1つがあります。
それは、学生になる1年前、職場の人事があり特養から
介護付きのケアハウスに移動となりました。

そこでケアハウスで初めて看取りを行うことになったのです。

その時は、スタッフの介護力不足や不安があり沢山の反対が
ありましたが、御家族が住み慣れたケアハウスで最期を迎えさせたい
と思ってくれた事やとても良い主治医だったので看取らせていただくことができました。

介護職に何ができるのか?スタッフと沢山話をしました。

そして、●さんが何を望んでいるのか?聞いてみる事にしたのです。

●さんは「春にみんなで行った桜が見たいねぇー」とおっしゃりました。
ですが、12月でしたので桜を見せてあげる事は不可能でした。

スタッフそれぞれがその時の写真を壁に飾ってあげたり工夫をしました。
そんなある日、スタッフが本物の桜を持ってきてくれたのです。

さっそく●さんに見せに行きました。「わー桜だー」
と言って笑った笑顔が忘れられません。

そのスタッフは桜を見せたい気持ちで一生懸命探し、
そして近所の家で見つけたそうです。

顔も知らない人の家に伺い事情を説明した所、
枝を折ってくれたそうです。

その桜は不思議な桜で年に3回花を咲かせるとの事。
その件以来、食事が取れなかった●さんは少しずつ回復し
一時は食事をとって車いすで散歩出来るまでになりました。

看取りの後、息子さんがその桜を地植えにしたと聞きました。

私は、その看取りを通して終末期のケアに対する思いや、
もっと●さんに対して出来る事があったはずという気持ちが強くなりました。

特養では看取り加算というものがあり看取りを行う施設では加算がもらえるのです。

加算がもらえるほどの看取りを実際に行えている施設は
どれくらいあるのだろうか?と考えます。

私は生も大切であると思いますが、死のほうがより人にとって
大切だと考えています。

どのように死んでいくのか、そして人に関わる職業を選んだからには

「どのように最期をむかえさせてあげられるのか」
を常に考えていきたいと思っています。

そして、あの看取りで桜を探してくれたスタッフ
(●さん曰く「花屋」)にあらためて感謝しています。

あの桜があったからこそ、その時に出来る一番の看取りが出来た事
(自己満足かもしれませんが)

そして●さんの桜、立派に成長している事を祈ります。

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プロフィール

亮然

Author:亮然
ここに集う各自が、Realセラピストとして、現場でクライアントの為に貢献すること、ひいてはよりよい生き方の実現に向けて、共に智恵を分かち合う場を主宰しています。

『Real PT』定義
クライアント、職場、社会から認められる プロフェショナル理学療法士。 その進化発展過程は相互礼拝、相互扶助、自利利他円満 の精神に基づく。
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