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PTSレポート 映画「レナードの朝」を観て②


昨日に続き、黒潮医療のPTS二年生による
レポートを転載します。

所属する学年、更には学校の別なくReal PTS諸君
にとって、互いに磨き合う素材になっているものと
思われます。





第一次世界大戦の頃、アメリカが舞台の実話であり、
幼少期にかかった『嗜眠性脳炎』での症状と、
当時発表されたばかりで効果もまだ未知数であった
Lドーパ服用で見られる症状の変化が、実にリアルに
描かれていた映画である。

脳炎とは、意識障害など重度な後遺症を残すことの
多い疾患であり、一般的にはウィルス性感染・
はしか・風疹などが原因で脳に障害を起こす。

文献によると、1910年頃に世界的に流行した脳炎
【エコモノ脳炎】と云うものがあり、これが前出した
『嗜眠性脳炎』のことであり、映画内でみられた長い間
眠っているような嗜眠状態や手足の震え・強張り・
歩行障害といった特徴的な症状がみられる。

原因は不明で、当時の医療従事者達の間にも
「治らない。」といった風潮があったが、
注意深い観察をするうちに、床の模様が刺激となったり、
音楽が刺激となって、その患者がちゃんと人として
生きている事に気付いたドクターが、症状が
『パーキンソン病』に似ているため、発表された
ばかりのLドーパを試行錯誤しながら患者の一人、
レナードに投与続けた結果、彼は健常と見間違う程
の状態まで回復をみせた…

しかし徐々に薬が効かなくなっていき、
チック症状が酷くなっていく。
そして、意識だけを残し、また嗜眠状態になってしまう。

この映画を通し、考えさせられる事は多い。
医学が日々進歩している今もなお、難病に対して
の対応に、必ず良い結果が出るとは限らない。

この『嗜眠性脳炎』は現在では無くなっていると聞いた。
映画の時代から、地道な歩みをえて、
この様な難病が世界から無くなったのだと思うと感慨深い。



木村親仁






レナードが罹った嗜眠性脳炎は回復期に嗜眠状態
を呈する事から名づけられた。

第一次世界大戦中の1916~17年にウィーンで流行したとき、
オーストリアの神経学者エコノモが命名・報告したので、
エコノモ型脳炎ともいわれ、またその後に日本脳炎が
明らかにされたため、嗜眠性脳炎をA型脳炎、
日本脳炎をB型脳炎とよんで区別した。

モデルとなった神経学者オリバー・サックス 氏は
現在コロンビア大学で教授をされている。

オリバー・サックス 氏は他にも、高機能自閉症と
診断された学者テンプル・グランディンについても
書いており多彩な方である。トゥレット症候群にも
深い知識がある方です。

トゥレット症候群は汚言の症状がある為に社会から
不利益をこうむりやすい。チック症状です。

抗精神薬(ハロベリトール)が効果があります。
今回使われた薬L-ドーパは副作用として悪心、
嘔吐、食欲不振、などの消化器系副作用、めまい、
起立性低血圧、不整脈などの循環器系副作用、
興奮、幻覚、妄想、抑うつ、不眠などの精神症状、
ねむけなどがあります。映画の中で先生が言った
副作用に興奮や、幻覚、抑うつなどがみられたのか
も知れません。

脳でアセチルコリン>ドーパミンになると、
亢進します。逆にアセチルコリン<ドーパミン
だと抑制になります。

脳は脳関門(アストログリアで形成)があるので、
ドーパミンはそのままでは通過できないので、
L-ドーパを使います。

 映画の原作では20名すべての記述があり、
映画はフィクションであるが、俳優の高い演技力により
アカデミー賞にノミネイトされたそうである。

私は前に見たことがあるので泣かなかったが、
初めてみたときは、号泣した記憶があります。

改めて俳優の演技力はすごいと思った。私も医療人
としてプロの仕事をしないといけないと思った。

松村省三

 



映画に出てくる患者様はパーキンソン病ではなく、
嗜眠性脳炎による脳炎後パーキンソニズムの患者様
だと思いました。L-ドーパが発表され て使用した際、
医師や看護師は『奇跡がおきた』と発言していた
ように当 時はすごい発見だったと思いました。

また、特有の症状やL-ドーパ服用後の変化、
それによる副作用等色々な視点から勉強ができました。

しかし、少し疑問に思ったのですが、長い間寝たきり、
もしくは車椅子生活だったのに、服用後すぐに歩行が
できていましたが、本当だったら筋力低下等廃用症候群
があると思ったのですが、戦争後なので何らかの形でリ
ハビリをしていたのかなと考えました。


まだまだ勉強することがありますが、映画や動画、
映像を通して学ぶことも大切だと思いました。

和田望


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亮然

Author:亮然
ここに集う各自が、Realセラピストとして、現場でクライアントの為に貢献すること、ひいてはよりよい生き方の実現に向けて、共に智恵を分かち合う場を主宰しています。

『Real PT』定義
クライアント、職場、社会から認められる プロフェショナル理学療法士。 その進化発展過程は相互礼拝、相互扶助、自利利他円満 の精神に基づく。
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